2020-08-16

茅野ステーション

茅野の周りの自然

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茅野の周りの自然

あん訪問看護ステーションがある茅野市は自然が豊かです。私は学生の頃に山に登りに茅野駅をよく利用しました。そんな自然豊かな茅野の自然を私が実際に歩いた道をたどりながら紹介したいと思います。

北八ヶ岳お池巡り

茅野駅から、タクシーで約30分ほど行くと竜源橋に着く。途中、蓼科湖を通過するが、その辺りから山深くなってくる。
私たちのパーティは、男5人、女5人の大学1年生10人。梅雨が明けたばかりの夏の空に真っ白い雲が青空を突き抜けようとさらに上を目指して活発に動いている。そんな清々しい日に竜源橋に降り立った。
歩き出して直ぐに森林に入ると強い日差しが遮られた。時々木漏れ日が優しく私たちに降り注ぐ。既に標高は1700メートルもあり、真夏だというのにとても涼しい。
私たちは若くエネルギーに溢れているので、坂道を難なくどんどん進んでいく。今回の山行は、2泊3日の予定で北八ヶ岳のお池を巡り、黒百合平から東天狗岳、夏沢峠を経て稲子湯におり、松原湖駅で解散するルートとなる。
竜源橋の下を流れる滝の湯(川)に沿って1時間30分ほどで亀甲池分岐に着く。そこから20分程で亀甲池に到達する。休みを入れて約2時間の行程だ。亀甲池の名前の由来は池が亀の形をしているのではなく、亀甲状構造土(写真の小石の列)から来ているという。

亀甲池を少し下に見ながら山道を進んで行く。
今日の天幕地は双子池。森の中を進みながら小1時間も歩くと双子池に到着。水深は1メートル程で、雨が少ない季節には干上がることもあるという。
私たちが到達した双子池は、今は水をたっぷりとたたえていた。
ここは、原生林に囲まれた最後の楽園と言ってもいいくらい池の周りを樹木が取り囲んでいる。夜になると満天の星が湖面に映し出されその星空の眺めは格別だ。
私たちは、班に分けてテントを貼り、夕食作りに取り掛かる。山の中で食べる夕食はまた格別に美味しい。


満点の星空の中でみんな眠りに着く。明日はかなり歩くので十分睡眠を取る必要がある。星の瞬きだけが聞こえるような夜、私たちは直ぐに眠りに落ちた。