あん訪問看護ステーションに精神保健福祉士(PSW)がいる理由

  • あん訪問看護ステーションに精神保健福祉士(PSW)がいるわけは・・・
利用者様・関係者様の満足度が格段に上がるからです!

精神保健福祉士(PSW)がいると、 利用者様に最大の満足を届けることができます。

具体的には、利用開始前に、どのような体制で支えるかをコーディネイトすることから始まります。

あん訪問看護ステーションは、利用者さんを多職種で支えています。そのなかで、PSWは、利用開始前に病院の医師や相談員との連携を行い、どのように利用者さんを支えていくかということについて最適な支援を考案します。

あん訪問看護ステーションスタッフ会議で受け入れの判断を行う際に、PSWが持っている詳細な情報が重要になります。

受け入れ決定後、本人とPSWがご本人とお会いして聞き取りを行います。そして、看護を利用するにあたり、制度が整っているかの確認と今後の関わり方を説明します。また、金銭面での負担を最小限に抑えるための調整も行います。

契約後、日々の生活のなかで不安なこと、心配なこと、困ったことなどが出てくることもあるのではないかと思います。そのときには、PSWが直接相談を受けます。必要とあれば、担当看護師と一緒に訪問して生活の困りごとの支援をします。

あるいはまた、体調を崩すこともあるでしょう。そのときは、病院の相談員、医師に前もって状態を伝え、外来受診や入院がスムーズに運ぶように連携をとります。

  • 利用者へのメリット -まとめ-
メリット1 精神保健福祉士(PSW)は利用者に寄り添い、同じ生活者としての目線に立って相談に乗ります。不安なことを1つ1つ一緒に解決します。
メリット2 利用開始に際し、わからないこと、心配なことなど、気軽に相談できます。
メリット3 社会福祉制度を利用したいけれども、どういうものかわからない、あるいは、どうすればよいかわからないとき、わかりやすく説明します。申請場所や申請書類についても、的確にアドバイスします。
メリット4 訪問にくる看護師やリハビリスタッフに対して言いにくい話があるような場合、利用者様の目線により近いPSWに相談することができます。
メリット5 病院のソーシャルワーカーさんとも連絡を取り合い、情報の共有を行います。医師や病院のソーシャルワーカーさんに伝えたいけれどうまく言えないといときなど、気軽に相談できます。

メリット

  • 関係者へのメリット‐まとめ-
メリット1 訪問看護の利用を検討している人がいるけれども、どういった支援をしているのか、どういった処置やリハビリが可能かを聞きたいときもあるのではないでしょうか。そのようなとき連絡をいただければ、適切にアドバイスします。
メリット2 サービス介入や制度利用を勧めたいと思っていても、申請のフォローまでは対応できないときはないでしょうか。連携を取りながら、申請がスムーズに進むようにフォローします。地域生活を送る患者様に寄り添い、病院では手の届きにくい部分を福祉的な視点からフォローします。
メリット3 医療と福祉の橋渡しとしての役割を担い、双方の連携がスムーズに取れるように取り計らいます。

メリット

  • 依頼方法はこちらです
依頼方法はこちらです
「どこの誰に連絡すればよいの?」「どうやって依頼すればよいの?」など、わからないことがあれば

① まずは、あん訪問看護ステーション
TEL:0266-78-7650
精神保健福祉士 関(せき)あてに
連絡してください。

  • 精神保健福祉士の歴史

なぜ精神保健福祉士という職種があるのでしょうか?

精神科ソーシャルワーカーは、1948年に始まります。
その当時は、社会事業婦という名称でした。精神障害者の退院や生活の相談支援を行うために、50年以上も前から活躍しています。
その後、精神障害者の長期入院や人権侵害が問題視されるようになります。
それに伴い、精神保健福祉に関する法が整備されます。
医療中心から、精神障害者の人権擁護と社会復帰の促進を図ることが中心となります。
このような背景があって、精神科ソーシャルワーカーの役割が重視されるようになります。
そして、1997年に「精神保健福祉士法」が制定され、社会復帰に関する相談支援を行う専門職として国家資格となりました。

精神保健福祉士はどんな仕事をするのでしょうか?

精神保健福祉士法によれば、つぎのように定義されています。

精神保健福祉士とは、 「精神障害者の保健及び福祉に関する専門的知識及び技術をもって、精神科病院その他の医療施設において精神障害の医療を受け、又は精神障害者の社会復帰の促進を図ることを目的とする施設を利用している者の社会復帰に関する相談に応じ、助言、指導、日常生活への適応のために必要な訓練その他の援助を行うことを業とする者をいう」と明文化されています。

つまり、PSWは利用者と同じ、生活者という立場にたって、精神障害を抱えながらも地域で暮らす方々の相談支援を行うということです。
そのために、医療・福祉の架け橋という役割を持ち、専門知識を活かして、関係機関と連携を行っているのです。
項目を挙げると、
・訪問看護利用の相談窓口
・インテーク
・アセスメント
・制度、福祉サービスの利用相談、申請サポート
・関係機関との連携
・利用者の権利擁護
・受容
・支持的機能
ということになります。

精神保健福祉士はどんな仕事をするのでしょうか?

あん訪問看護ステーション 精神保健福祉士(PSW)

  • 関 真裕美さんの紹介

関さんは、真面目で落ち着いた雰囲気で芯が通った女性という印象です。
もともとそういう性格はあったと思いますが、中学時代、高校時代にさらに養われたのだと思います。長野県千曲市の出身で、中学の時はハンドボールで全国大会に出場。高校は3年間弓道をやっていたそうです。ハンドボールはかなり怪我の多い激しいスポーツです。
ハンドボールをやっていたことは見かけからちょっと意外な感じでしたが、ハンドボールを通して心の強さが養われたのでしょう。
弓道は、関さんにぴったりと当てはまるなあって思いました。腕前は2段だそうです。矢を4本もち、精神集中させて放つ。放物線を描いて的に命中する。調子のよい時は4本とも的に当たるそうです。
弓道を通して、落ち着いた雰囲気や芯の強さが磨かれたのだと感じられます。

プロフィール
長野県千曲市出身
中学時代はハンドボールで全国大会に出場。高校時代は弓道に没頭し、腕前は2段。 大学時代は、福祉心理学科で学び精神保健福祉士(PSW)の資格を取得した。 趣味は、アコースティックギター、弓道。

精神保健福祉士になるきっかけは?

中学のころに流行っていた心理テストをやっていて、その時に心理学に興味を持ち大学では心理学を勉強しようと考えていました。高校時代、精神疾患のある知り合いがいて、周りの人たちが、その人のためにがんばってサポートしているのを見て、私もサポートしたいと思うようになりました。そして、心理学ではなく、精神医療に進む決心をします。しかし、残念なことに、その方は、私の大学在学中にお亡くなりになり、サポートすることはできませんでした。その時から精神科で仕事をしたいと強く思うようになりました。

関さんにとって、精神保健福祉士(PSW)とは何をする仕事だと思いますか?

医師や看護師が生命を支える仕事だとするならば、精神保健福祉士は患者さんの生活そのものを支える仕事だと言えます。つまり、お金の相談や家族関係、人間関係のことなども含めて相談に乗り、支援方法を考えるのが仕事だと思います。 患者さんを支えるたくさんの制度があります。しかし、あまりにも多様な制度があるために、どれを活用するか、活用するのが有効なのかは、わかりにくいかもしれません。そこで、今、目の前にいる患者さんに適応できる制度を見極め、利用できる制度を紹介したり、時には一緒に役所に行って申請を手伝ったりということが役割の一つになると思います。せっかく制度があるのに、知らないで使えないということがないよう、制度を十分活用して活かすことも仕事の一つだと考えています。また、家族が抱える問題の相談を受け、家族と一緒になって問題解決をしていくこと。これも大事な役割だと思います。

精神保健福祉士は、生活者という身近な立場で利用者やそのご家族を支援する専門職なのではないかと考えています。

一日の仕事の流れはどのようになっているのですか?

8時30分に事務所に来て、事業所が円滑に回るように整えます。電話対応、書類の整備、関係機関との連絡や調整を行います。看護師さんと一緒に訪問に行き、福祉的な視点から生活を評価してくるのは精神保健福祉士の役割の一つです。また、連携各機関とのカンファレンスに出席し情報収集、評価するのも重要な仕事になっています。そして、スタッフが訪問から戻ってくる夕方5時すぎからは、事業所内のカンファレンスに加わります。そこでは、当事者とは別の視点から、利用者満足をより高める方策を考えて提案します

訪問看護ステーションに精神保健福祉士(PSW)がいるのは珍しいのですか?

訪問看護ステーションにPSWがいるというのは、大変ユニークだと思います。これからは広く地域の方々を支えるのにPSWが必要になると感じています。なぜなら、たびたび行われる法改正に、医師、看護師、患者さんと家族が対応するのは大変なことだからです。ここは専門家であるPSWの出番ではないかと感じています。

最後に、仕事への想いをどうぞ!

地域のみなさまに役に立ち喜ばれるように、あん訪問看護ステーションで精神疾患の患者さんをしっかりサポートしていきたいと思っています。支援した人が変わってくれた時、自分の手から離れて自立できた時、その人のためにほんの少しでも役立てたことが自分のことのように嬉しく感じられます。「ありがとう」「助かったよ」と言ってもらえた時、この仕事をやっていて本当によかったと思います。人と人が支え合う地域医療現場で信頼を勝ち取り、これからも使命感をもって仕事に打ち込み、精神保健福祉士(PSW)として活躍の場を広げて行きたいと考えています。

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