2020-02-01

茅野ステーション

信州のおつけもののお話し

Pocket

茅野、諏訪地方の皆様こんにちは

 

看護師の永田です。
ブログ登場はお久しぶりです。
何を書こう…悩みます。

 

他のスタッフさんブログを読むと、お仕事に向かうフレッシュな気持ちがキラキラと。
私が普段思っていることをいとも簡単に、素敵な文章にしてくれています。

 

と、いうことは…あれ?なに書きゃいいのよ。

 

では、お仕事以外の、つまり看護師ではない部分、”茅野の田舎のおばちゃんの暮らし”をちらりと。

 

信州では、寒い時期が来ると野沢菜を漬けます。ご存知の方も多いでしょう。
「お菜(な)」を採り、近所の清水で洗い、各家伝承の配合調味料で漬け込みます。
切って漬けたものなら、早ければ一晩で味見します。

 

サラダ感覚で  バリバリっと!

 

真冬には、漬け汁がシャーベットになった樽から出してくるんですよ。
ところが今年は暖冬のため、乳酸菌の活動が活発。
いわゆる「酸くなる(すくなる)」「味かわっちまう」というやつです。

 

こうなったら、おばちゃんはどうすると思いますか?
まさか捨てる?  とんでもない!
このあとも、ひたすら食べる食べられる方法が伝承されています。

 

・単に洗って食べる。・洗って油でいため、甘辛く佃煮にする。 これはベーシック。
・酸味がうまみに変わるのを好んでチャーハンにする。
・油と卵でいためてからどんぶりにする。
・キムチの元を混ぜて力技で漬けかえす。
・刻んで好みの薬味、おかかやゴマ、さらに醤油など混ぜ、ご飯やとろろ、納豆に混ぜたりかけたり。

 

自分が知っているものだけでもこれだけあります。
(リサイクルレシピ随時募集中!)

 

寒い土地独特の食文化です。

ほかに、寒天も名産品ですが、今年は「凍みねえ(しみねえ)」から、「天にならねえ」のだそう。
どういうことかわかりますか?

 

乾燥寒天は、天草を煮溶かし固めたものを、
凍っては解けを繰り返すうち、繊維だけになって水分が抜けたものを言います。
その工程で一番肝心の 凍らせる→←解かす を屋外で行なうのですが、、、暖冬のせいで!なんと!凍らないのです!
先日のブログで絹子さんが書いていたように、校庭リンクもアウト。

 

信州諏訪・冬の風物詩、御神渡りもないとなれば、地球温暖化の影響を憂うと同時に、
野沢菜の消費方法と保管方法にそわそわするおばちゃんたちなのです。

 

最後に、発酵つながりでウチのペットを紹介します。(え?別に聞いてない?)

 

うちで飼っているのは まりも4つ、EM菌、ホモサピエンスの雌雄1体ずつ。
どれも手がかかりますねえ。 特にホモサピは。
もちろん、その成長を糧と励みに、今日も諏訪の平らを駆け回っています。

 

↓野沢菜

 

↓EM菌

 

では、またいつか!