3月。卒業、卒園とお別れの季節。
一年を振り返る、そんな時期にもなりました。
この一年、と振り返ると、お別れの年だったなあと感じます。
大切なお別れでした。
1つ目のお別れは父。
77歳で還らぬ人となりました。
父は自宅で倒れ救急搬送されました。ICUで沢山の機械に繋がれ、体は浮腫み父ではないひとが そこにいるようでした。
一時はHCUに移れるほどに回復し、リハビリも頑張ってくれていましたが もう一生父と話せることはなくなってしまいました。
息を引き取ったあと、看護師さんから「何か着せたいものがあればご準備を」と言われ、私が母に代わり、服を取りに戻りました。父のクローゼットから母が選んだ衣類を持ち病室へ戻りました。母が選んだのは 兄の高校時代に使用した部活のジャンバーです。何年も父が愛用していました。
支度をしていただき 病室を出るとき、ジャンバーを着たいつもの父がいました。
ああ亡くなったのは 父なのだ。実感する瞬間でもありました。
それまで懸命に支えてくださった 医療従事者の方々には 本当に心から感謝で一杯です。
二つ目のお別れは、職場の師匠です。
5年間一緒にお仕事させていただきました。すごく沢山の学びと、沢山の愛をいただきました。
出逢えた奇跡。
訪問のお仕事させていただくなかでも、
沢山の方との出逢いがあります。
この奇跡を噛み締めて、日々を大切に生きようと思います。