昨日は白駒池でお散歩してきました。
梅雨明けを待つ北八ヶ岳の森は、
小さな小さなコケの花が咲く時期になりました。
茅野・諏訪地域の皆様こんにちは。
あん訪問看護ステーションの看護師 鈴木です。
あん訪問看護ステーションでは、毎日夕方にカンファレンスを行い、
訪問中の出来事や方針について話し合いを行っています。
そんな最中にでた名言。
(といいますか、私が発した一言に社長がえらく感激してくださいまして…)
「精神の病気は、人と人との関係の中でしか良くならない」
訪問中、ただ楽しい話しをしているだけでも、
言葉のやりとりの中には、
目の前の他人への配慮や思惑が入り乱れ、
選び抜いた言葉を口にしています。
精神疾患により、思うように思考が出来なかったり、
妄想や幻想により、怒りたくもないのに暴言を吐いてしまったりと、様々な不自由を抱えている方がいらっしゃいます。
外からくる私達との関わりの中で、
症状と付き合いながら、他人とコミュニケーションをとり、
社会生活をおくるための土台を築いていきます。
そのお手伝いができるように関わり、
ひきこもりの方が、自ら「散歩にいきましょうか」と言ってくれたときの感動は忘れられません。
体の疾患のように治癒・悪化がわかりやすくありません。
少しずつ、ゆっくり関係性を築き、
ご自身から踏み出す踏み出す一歩をサポートする。
精神疾患の治療は、薬だけでは成立しない。
しみじみと実感しているこの頃です。